カルチャー

『人類滅亡の科学』 自然から人為的な災害まで

img_345925_1

 21世紀が来る直前、地球や人類滅亡という話題が多かった。でも2023年になった今も、コロナ禍や戦争など、「滅亡」の不安はまったく減った気がしない。直面しつつある「滅びのシナリオ」を25編取り上げ、それぞれの科学的根拠と回避する方法を考察するビジュアル読本、『人類滅亡の科学』(マーシャル・ブレイン著、日経ナショナル ジオグラフィック・東京)が2月20日、発売された。

 世界終末時計が時を刻み、その針が過去最短となる時刻を示す中、ドローン襲来やパンデミックと生物兵器などの人為的な災害、小惑星の衝突、酸性化する海洋などの自然災害、ロボットの反乱や宇宙人の侵略などのSFの世界の3章に分け、それぞれのシナリオごとに解説している。税込み3960円。