「ラーメンのまち」山形県南陽市のカードラリーに2万6674人参加　16人が市内41店舗と新横浜ラーメン博物館の「完全制覇」達成

　ラーメンを通じたまちづくりを進めている山形県南陽市はこのほど、人気漫画「ラーメン大好き小泉さん」、「新横浜ラーメン博物館」（横浜市）とコラボした同市ラーメン課企画「なんようしのラーメンカードラリー2022」の結果を公表した。

　カードラリーは、2022年11月1日～23年1月31日まで開催。南陽市内のラーメン店41店舗でラーメンを食べると、その店のラーメンの写真と「小泉さん」のイラストが描かれたカードを取得、集めれば各種賞品がもらえるというキャンペーン。

　2万6674人が参加し、市内41店舗全店と新横浜ラーメン博物館で提供する南陽市のラーメンを食べた「完全制覇賞」は16人が達成。オリジナル盾が贈られた。市内店舗のカード3種を集める「3カード賞」には1031件（1人で複数達成含む）、21店舗を巡る「ハーフ賞」には57件、「全店舗制覇賞」は21人、新横浜ラーメン博物館と市内ラーメン店1店舗を巡る「ラー博賞」は50件だった。

　架空の組織・ラーメン課事務局の南陽市みらい戦略課によると、カードラリーには南陽市民のほか、ラーメンファンや漫画ファンが県内外から参加。首都圏や九州、近畿など1都13県の県外参加者を含め、県外参加者の宿泊利用や交通費などを含めた経済波及効果が約1億3800万円に上ったと試算している。

　「ラーメン大好き小泉さん」（作：鳴見なる）は、ラーメンを愛する女子高生「小泉さん」が、全国の実在する店舗を食べ歩く漫画。ラーメン課では、これまでもさまざまなコラボ企画を実施し、南陽市を「ラーメンのまち」としての認知度向上を目指している。