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東京・高円寺の老舗銭湯「小杉湯」に熊本・八代発「鼓動する畳」が期間限定で登場! 3月10日から12日までの3日間は「いぐさ風呂」も

くまモンが東京・高円寺の「小杉湯」に登場
くまモンが東京・高円寺の「小杉湯」に登場

 畳にごろ~んと寝転がると、音と振動を全身で感じることができる「鼓動する畳」をご存じだろうか? 畳表の原材料い草の生産量日本一の熊本県八代市。その八代発の新商品開発プロジェクト「YATSUSHIRO TATAMIx」(八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会・熊本県八代市)の第1弾プロダクト「TTM-V20」は、振動スピーカーを畳の内部に6機搭載し、“ごろ寝”すると、畳から全身へその振動を感じることができる。国産畳の需要減少などから、い草農家・い草の生産量ともに減り続け、国産畳表の絶滅が危ぶまれる中、新しい形で畳の魅力を広い世代に伝えようという意欲的な取り組みだ。

 「TTM-V20」は2022年5月の試作モデル公開以来、人気音楽フェス会場や子ども向けのレジャー施設など、さまざまな施設、イベントとコラボレーションし、畳の新しい利用シーンを提案してきた。

 その「鼓動する畳」が、東京・杉並区の老舗銭湯に3月29日(水)まで登場している。音楽・ファッション・サブカルチャーなど多様な“中央線カルチャー”と、古き良き歴史が混在する街、杉並・高円寺で多くの人々から愛される、昭和8年創業の「小杉湯」とのコラボレーション。期間中、休憩スペースに2畳の「TTM-V20」が設置され、「いぐさプロテイン」や「いぐさサンダル」など熊本・八代産のい草製品の販売や、い草の生産地の写真パネルの展示のほか、畳の上で実践できるヨガポーズの紹介もしている。加えて、3月10日(金)~3月12日(日)の3日間限定で、畳表の原料である熊本・八代産の「い草」約8kgを使用した「いぐさ風呂」を開催する。

“畳の鼓動”を感じるくまモン
“畳の鼓動”を感じるくまモン

 小杉湯は、「もったいない風呂」として、これまでもみかん農家から譲り受けた規格外のみかんや、米ぬか、牛乳からチーズを作る過程で出る上澄み「ホエイ」などを入れた変わり湯を展開してきた。それなら、本来廃棄されているい草をお風呂に入れてみたらどうだろうという同協議会の提案で、今回のコラボが実現したという。

 3月10日(金)には、熊本県PRマスコットキャラクターの「くまモン」も小杉湯に登場。「TTM-V20」に寝転んで“畳の鼓動”を感じたり、大浴場の浴槽にい草を入れたり、い草の香りを感じたりして今回の企画を盛り上げた。

「TTM-V20」にごろ寝するくまモン
「TTM-V20」にごろ寝するくまモン
大浴場の浴槽にい草をれるくまモン
大浴場の浴槽にい草をれるくまモン

 入浴で得られたリラックス効果を「TTM-V20」でさらに高め、畳本来の心地良さで至極の銭湯“チル体験”を。同協議会では、「お風呂上がりの“チル”体験。畳単体だけではなく癒やしの空間としての畳の魅力を提案していきたい」としている。小杉湯の所在地は、東京都杉並区高円寺北3-32-17。木曜定休。営業時間・料金などは小杉湯公式WEBサイトを参照。

小杉湯がすっかり気に入ったくまモン
小杉湯がすっかり気に入ったくまモン