Amazon Originalドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」完成披露試写会が14日、東京都内で行われ、出演者の米倉涼子、松本穂香、城田優、野呂佳代、徳井優、遠藤憲一が登壇した。
本作は、第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子氏の同名小説を原作に、国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を描くヒューマンドラマ。
物語の舞台となるのは、羽田空港内に事務所を構える“エンジェルハース”という小さな会社。米倉は、口は悪いが情に厚い社長の伊沢那美を演じた。
10年ほど前に原作を読んだことがあったという米倉は「とても感動した作品だったので、『これ、どうですか?』とほとんど(脚)本になって目の前に来たときは、もう感動しちゃって…」と振り返った。
「はい」と二つ返事をしたそうで、「ちょうどコロナ(禍)になっちゃって、どうなるんだろうとは思ったけど、とにかく国際霊柩送還士という職業の方がこの世に存在するんだ、ということを伝えていきたいと思っていたので、これは使命だなと思いました」と語った。
米倉演じる那美には、木村利惠エアハース・インターナショナル代表という実在のモデルが存在する。
米倉の代表作「ドクターX~外科医・大門未知子~」などで長く共演してきた遠藤は「利惠さんがとにかく強烈なキャラ。これを涼子ちゃんが演じるんだと思って。まさかそっくりにはやらないだろうなと思っていたけど、実際の登場シーンを見たら、ものすごくパワフル。言葉は悪いけど、おばちゃんをがっつり演じ切ったのでびっくりしました」と明かした。
また、遠藤は「『ドクターX』で、ためにためたものを、とうとう出したんだなと思って。ずっとクールだったから。違う世界をバーンとやりたいというのがあったと思う。それが全部解放されてブワーッと出た」と分析。
すると米倉は「恥ずかしいものがなくなりました」と照れ笑い。遠藤は「本当に素晴らしい。ぜひそんな涼子ちゃんも楽しんで」と観客に呼び掛けた。
ドラマは、Prime Videoで17日から独占配信。