ウェブ上で見学可能に、金沢福祉用具情報プラザ 金沢工業大が3D化に協力

金沢工業大・クラスター研究室　「金沢福祉用具情報プラザ」バーチャル見学

 

　金沢工業大（石川県野々市市）のクラスター研究室はこのほど、金沢福祉用具情報プラザ（金沢市）内の様子を3次元（3D）映像で紹介するウェブサイトを開設した。

　同プラザは、全国最大級の福祉用具やバリアフリー住宅改修モデルの展示場。約1200点の最新福祉用具をそろえている。クラスター研究室は金沢市社会福祉協議会の協力も得て、プラザ内の様子を立体映像としてウェブ上に再現し、パソコンやタブレット、スマートフォンなどでプラザ内を見学できるようにした。歩行が困難な人や、遠方の人などが気軽にプラザ内の福祉用具などを見学できるようにしたかった、という。

　これまで金沢福祉用具情報プラザは、プラザ内の様子や福祉機器を写真や動画でホームページに掲載して紹介してきたが、機器などの細部の様子などは伝えにくい面があったという。金沢福祉用具情報プラザの上田浩貴館長は「外出に不安を感じている人やプラザに行く時間がとりづらい人にも、時間を気にせず、どこからでもゆっくりと館内をウェブ上で見学できる」と喜んでいる。