ニュースによると、今年の夏は過去一番の暑さだったという。今後も気温は高めとなるようで、気象庁が8月22日に発表した「向こう3カ月の天候の見通し」では9月、10月は全国的に平年より高い予報となっている。まだまだ熱中症に対する警戒が必要といえそうだ。そうした中で、日本トリム(大阪市)は、秋の熱中症に関するアンケート調査を行った。8月18日に実施し全国の15歳以上の男女200人が回答した。
調査では、過半数の人が熱中症の危険を感じたことがあると回答(53%)しており、熱中症に気を付けている月は、8月、7月に次いで9月と回答している人が多かった。今の時期はまだ気を付けている様子だが、10月になると約5%と大幅に減少する。秋に熱中症のリスクがある行事として約8割の人が「運動会」を選んでいた。
熱中症対策としては、基本のキとなるのが水分補給だが、これは体内の水分量が少なくなると発汗自体もストップすることから、体温が著しく上昇してしまうため。また、大量の汗をかいた場合には、体内の水分だけではなく、塩分も失われることから、塩分補給も重要なポイントになる。
こまめに正しく水分補給するには、どんな飲み物を選ぶかも注目すべき点だが、今回のアンケートでは、「水」が最も多く、「スポーツドリンク」、「お茶」が続いた。中には「ジュース」や「コーヒー」「アルコール」と答えた人もいるが、これらは水分補給のための飲み物としてはあまり適していない。
日本トリムでは、脱水を防ぐコツとして、のどが渇く前に意識的に水分補給を行う習慣を付けることが大切と説いている。のどの渇きを感じるのは、すでに体内の水分が不足しているサイン。早めの水分補給を心掛けよう!