井上ひさしの戯曲を上演している「こまつ座」(東京)は、第148回公演として「連鎖街のひとびと」を、11月9日~12月3日に紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(東京)で上演する。
昭和20年、旧満州国大連市。とり残された劇作家たちに課された使命は、通訳将校歓迎会の台本作り。しくじれば、シベリア送りになるという状況下。時間も食事も俳優も何もかも足りない中で、生み出された起死回生の逆転劇──。
井上ひさしがモリエールやモルナールなどに台本の結構を仰ぎ、浅草で学んだギャグを用い、台詞の調子をシェークスピア、チェーホフを意識して書き上げた作品。今回、新たな実力派キャストを迎えて21年ぶりに待望の再演となる。
入場料は8800円(全席指定、税込み)、夜チケット7000円(全夜公演)、U-30(観劇時30歳以下)6600円、高校生以下2000円(こまつ座のみ取り扱い)。
問い合わせは、こまつ座(03-3862-5941)まで。前売りチケットは、こまつ座オンラインチケットから。