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ワークライフバランスよりスキルの成長! 働く女性に人生設計・キャリア設計を調査

 年を追うごとに女性の働く環境が改善する方向にあるように思えるが、そうなると、今度は就労に関して「ワークライフバランス」か「スキル面の成長」──いずれを重視する女性が多いのか気になってくる。ワンキャリア(東京)は、3月8日の国際女性デーにちなんで、20代から40代の働く女性106人を対象に「人生設計とキャリア設計の関係性に関する独自調査」(ONE CAREER PLUS調べ)を実施した。調査期間は1月18日〜1月30日。

 調査では「人生設計における理想のキャリア」に関し、「プライベートと仕事を並行して両立させたい」が53.8%、「プライベートと仕事の優先時期をずらすことで両立させたい」が35.9%と、合計で89.7%の女性が「仕事とプライベートの両立」を希望していた。sub3

 では、実際にはどうなのか。「理想のキャリアと実態にズレはありますか?」と聞くと、54.7%の女性が「ズレあり」と回答。働く女性の半分以上が、理想のキャリアと実態にズレを感じているという結果に。プライベートと仕事における「理想の両立状態」はあるものの、いずれかに偏ってしまう現実に悩んでいる様子がうかがえる。「時期をずらして両立したいが、実際はどちらも頑張らざるを得ない」というコメントが苦悩の強さを表した格好だ。sub4

 「転職時に重視した項目」は、「スキル面の成長」という回答が19.3%と最も多く、「カルチャーが合う」(15.9%)、「働きやすさ・ワークライフバランス」(14.1%)が続いたが、ワークライフバランスよりもスキルを重視する女性の方が多かった。sub2

 「理想のキャリアを叶えるために必要な要素」についての自由回答では、働き方を自分でコントロールできる環境(在宅勤務やフレックスタイムなど)や、ライフイベントに関わる制度と周囲の理解、管理職以外にもキャリアの選択肢を整備すること等を求める声が上がっている。