コロナ禍が落ち着きを見せたことによって、海外旅行に行く人が増える方向にある。そうした中、世界各国で行われるさまざまなお祭りを旅の目的とする人も少なくないようだ。阪急交通社(大阪市)はこのほど、行ってみたい海外のお祭りについてアンケート調査を実施。調査は1月26日~1月31日に行い、全国20歳以上の男女607人が回答した。
あらかじめ項目として挙げた20のお祭りの中から選択式で回答を求めたところ、全体の中で第1位になったのは世界的にも有名なお祭りである「リオのカーニバル(ブラジル)」(20.3%)だった。2位も「ベネチアのカーニバル(イタリア)」(15.5%)となるなど、カーニバル(四旬節の前に行われる謝肉祭のこと)がトップ2となっている。以下、「トマト祭り(スペイン)」(12.4%)、「台湾ランタンフェスティバル」(11.6%)、「オレンジ祭り(イタリア)」(11.4%)と続いた。
また、海外のお祭りの知名度(どんなお祭りか何となくでも知っているものが対象)を調査すると、1位は「トマト祭り」(51.2%)だった。3位には「オレンジ祭り」(23.1%)が入るなど、野菜や果物を投げ合うお祭りの知名度が高くなっている。
一方、行ったことのある海外のお祭りについては、1位が「ベネチアのカーニバル(イタリア)」(8.3%)。「リオのカーニバル」はベスト10に入っていないが、実際に行くとなると、日本から見て地球の裏側になるブラジルは遠いからかもしれない。