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「春になったら」2つの式と“雅彦”木梨憲武の最期に視聴者涙  「悲しみではなく“伝える”“残す”を込めた作品」

 奈緒と木梨憲武がW主演するドラマ「春になったら」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は、「3カ月後に結婚する娘」と「3カ月後にこの世を去る父」が「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく、ハートフルなホームドラマ。

 瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)の結婚式当日の3月25日、椎名家には朝からまき(筒井真理子)と阿波野(光石研)がやって来て、雅彦(木梨)が新婦の父として瞳の隣に立てるよう、万全のサポート体制を整える。

 そんななか、瞳は雅彦の目をかいくぐるようにして、一足先に式の会場へ。慌ただしく出て行く瞳に、雅彦は一抹の寂しさを覚えながらも、妻・佳乃(森カンナ)の写真に「行ってくるからな」と伝え、まきと阿波野に支えられながら家の外へ。

 すると、雅彦が目にしたのは、自宅前に設置されたバージンロードだった。雅彦は瞳と一緒にバージンロードを歩き、結婚式がスタートする。

 続いて、次の会場では、雅彦の生前葬「旅立ちの式」が催された。瞳たちは、雅彦が“葬儀に呼ぶ人リスト”に名前を書いていた人を内緒で招待しており、雅彦は感動の再会を果たすことができた。

 放送終了後、SNS上には、瞳と一馬が心をこめて作った2つの式について、「父娘の思いやりのある式に感動して泣いた」「こんなにも温かい思いやりにあふれた催しなら、参加する全員の心に残るだろうな」「旅立ちの式、素晴らしかった。瞳ちゃんと雅彦さんが一緒に祝えてよかった」などの反響が投稿された。

 終盤では、雅彦が亡くなった後の瞳たちの日常が描かれ、ドラマは幕を閉じた。

 雅彦の人生や本作のエンディングについて、「いい人生だったって言えるすてきな生き方、終わり方だった」「伝えきって終われる人生って理想だな。悲しみではなく“伝える”“残す”を込めた作品だった」「平穏な毎日を大事に生きていこうと思えた。良作だった」「最初から最後まで、ずっと泣いてたけれど、最後は重くなく、晴れやかな気分で見終われたいいドラマ」といった感想が寄せられた。

(C)カンテレ