長谷川博己主演の日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)の第2話が、21日に放送された。
本作は、弁護士ドラマの枠組みを超え、“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問い掛ける逆転パラドックスエンターテインメント。(*以下、ネタバレあり)
町工場の社長殺害事件。検察が提出した新証拠に揺れる公判。だが、明墨(長谷川)は過去の殺人事件の裁判記録を調べ上げ、ある仮説を立てる。一方、弁護士としての正義に揺れる赤峰(北村匠海)は、拘置所の緋山(岩田剛典)に会いに行く。緋山は本当に無実なのか、それとも…。
放送終了後、SNS上には、「面白い。今まで、不正をした個人を攻める作品はたくさんあったけど、不正をせざるを得ない組織の仕組みについてこんなにはっきりと言及する作品はなかったのでは。オリジナル脚本というのがすごい」「今までの司法ドラマの勧善懲悪とは全く違う新しい切り口の物語」「そもそも正義って何なんだろうと考え出すと余計分からなくなる」などのコメントが上がった。
一方、長谷川の演技についての、「長谷川博己の怪演にハマっている。何かにひょう依されたような演技は最高」「言ってることはまともなんだけど、明墨先生がどこまでも底が知れないおかげでとんでもない“長谷川博己劇場”になっている」などの意見も目立った。
また、放送から一夜明け、NHKの連続テレビ小説「虎の翼」に法学生役で登場した岩田について、「岩ちゃん、日曜劇場と朝ドラでギャップあり過ぎ」「ゆうべは他局で弁護士の世話になっていた人が、一夜明けたら弁護士を目指す学生にって、振り幅がすごい」「昨日の今日だ。岩ちゃんのその笑顔に私はだまされない」といったコメントも多かった。