杉咲花が主演するドラマ「アンメット-ある脳外科医の日記-」(フジテレビ系)の第10話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり)
原作は、同名コミック(原作:子鹿ゆずる氏/漫画:大槻閑人氏)。事故で記憶障害の後遺症を負った若手脳外科医の川内ミヤビ(杉咲)は、過去2年間の記憶をなくし、丘陵セントラル病院の看護師の補助として従事。新しい記憶も1日限りで忘れてしまうミヤビが、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。
ミヤビは、一過性健忘の症状が現れ、突如、三瓶(若葉竜也)が誰だか分からなくなってしまった。大迫(井浦新)は三瓶にミヤビの病状を詳しく伝えた上で、手術は不可能だと忠告する。
数日後、絵描きの柏木周作(加藤雅也)が公園でてんかん発作を起こし、病院に運ばれてくる。最悪性の脳腫瘍を患う周作は、できる治療は全て受けてきた上で、もはや手の施しようがない状態だった。
やがて周作は、徐々にこれまでの記憶も失い始め、妻・芳美(赤間麻里子)のことすら分からなくなっていく。その姿に、ミヤビは自分もこの先、何もかも忘れてしまうのだろうかと不安になる。
一方、三瓶は大迫の元で見た、より精細な脳のMRI画像を思い出していた。ミヤビの記憶障害の原因は、決して人がメスを入れてはいけない領域にあり、無理に手術をすれば命に関わる状態だった。
しかしこのまま放っておいて再発すれば、同じ結果を招く。ならば手術にかけるしかないのか…。葛藤しながらも手術の練習に没頭する三瓶に、ミヤビは手術をしないことを口にする。
放送終了後、SNS上には、「柏木の『モデルになってもらえませんか?』は反則や」「柏木夫妻を見ていると三瓶先生の「強い感情は忘れません」を思い出す」「心にしみたなぁ…柏木夫婦がステキすぎて、切なくて、涙が込み上げてきた」などの感想が投稿された。
またこのほか「今週はあまりにもつらくて、抹茶パウダーからの散歩道のシーンにどれだけ救われたか」「2分でやらなければならない手術、毎日練習して少しずつ縮まっている秒数見ると涙止まらん」「(三瓶のせりふ)『やっぱりあなたは医者でしたね』、(大迫のせりふ)『やっぱり君は生意気だ』が最高だった」といったコメントも投稿された。