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「アンメット」“ミヤビ”杉咲花が見た手術室の情景に視聴者涙 「丸二分間、せりふなしであの演技。良質なドラマに音は不要」

 杉咲花が主演するドラマ「アンメット-ある脳外科医の日記-」(フジテレビ系)の第5話が、13日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 原作は、同名コミック(原作:子鹿ゆずる氏/漫画:大槻閑人氏)。事故で記憶障害の後遺症を負った若手脳外科医の川内ミヤビ(杉咲)は、過去2年間の記憶をなくし、丘陵セントラル病院の看護師の補助として従事。新しい記憶も1日限りで忘れてしまうミヤビが、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。

 ある日、寺の住職・成海(三宅弘城)が、読経中に意識を失い運び込まれてくる。検査の結果、原因が見つかると、治療後も脳梗塞などを引き起こす可能性もあり、主治医のミヤビは、今後は読経をやめるよう告げる。

 成海の手術が行われることになり、三瓶(若葉竜也)はミヤビを執刀医に指名する。しかし、ミヤビは手術の難易度が高いため、今の自分にはまだ無理だと反論する。

 三瓶はまるで手術の成功を確信したかのように「川内先生ならできます」と言うと、ミヤビは、麻衣(生田絵梨花)から「三瓶先生のことは、あんまり信用しないほうがいい」と言われたことを思い出す。

 また、全科で専門医レベルを目指す星前(千葉雄大)は、自分にも脳外科の手術をさせてほしいと三瓶に頼むが、断られてしまう。すると星前は声を荒げ、2人の間に嫌な空気が漂う。その後、星前はミヤビに母の過去の病気のこと話し始める。

 そして三瓶は綾野(岡山天音)にミヤビの診療記録を入手してほしいと話すと、続けて「大迫教授(井浦新)はなぜ隠すのか」と問い詰める。さらに三瓶は綾野に、「まだミヤビへの思いがあるのでは」と問い詰める。その後、ミヤビは成海の手術を執刀する。

  放送終了後、SNS上には、「三瓶先生の『この景色を目に焼き付けておいてください』のせりふの後の手術室の風景にグッときた。丸二分間、せりふなしであの演技。良質なドラマに音は不要ということ」「綾野先生と三瓶先生、その対比を手で表している演出すごすぎ」「せりふに抑揚を付けずに、表情と手で表現してくる若葉竜也すげぇし、表情を変えて指を動かすだけで対峙(たいじ)する岡山天音もすごい」などの感想が投稿された。

 また、このほか「婚約者時代の回想シーン。1話から登場していた人形にこんなすてきな思い出が隠されていたとは。2人が幸せそうなのに三瓶先生しか覚えていないとか苦しすぎる」「(三瓶のせりふ)『ベリーグッドです』の後のミヤビちゃんの笑顔、今まで見せたことない笑顔だったよね?」「星前先生イイね。救急医としての熱い思い、三瓶とのドンパチ、ママの話、そしてド根性で左手で豆つかめるようになっている」といった声が寄せられた。

「アンメット -ある脳外科医の日記- 」(C)フジテレビ