文部科学省の調査によると、小・中学校の不登校児童生徒の数は2013年度以降年々増加し、2023年度に過去最多の約35万人を記録。「令和2年度不登校児童生徒実体調査」では、不登校となった中学生のうち約74%が勉強の遅れに対する不安を、約69%は進路・進学に関する不安を抱えているという。
このような状況を背景に、不登校児童生徒の保護者たちが悩みを共有し、学習面の不安を軽くすることができるように、学習塾をはじめとする総合教育事業のCKCネットワーク(名古屋市)が「子どもに寄り添う保護者の会」を2月15日(土)の11時~12時にオンライン(Zoom)で開催する。参加費無料。
CKCネットワークによると、不登校になる理由は明確なものばかりではなく、半分以上はぼんやりとしており、勉強が理由で不登校になる生徒は少なく、不登校になった後に勉強や進路について不安を覚える児童生徒が多いという。不登校児童生徒への支援として、学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合、要件を満たせば指導要録上の出席扱いになる制度がある。
「子どもに寄り添う保護者の会」ではこのような仕組みについて情報提供するほか、学習の取り組み方の体験談、参加者による悩みの共有などを行う。申し込みは専用フォームから。申し込み締め切りは2月14日(金)。