長めの休暇の後は、通常生活に向けて大人も気が重いもの。文部科学省の調査によると、小・中学校の不登校児童生徒の数は2013年度以降年々増加し、2022年度に過去最多の29万9048人を記録。さらに、高知市教育研究所の資料からは、不登校の小学生は、2学期が始まるタイミングの9・10月、学年が終わる2・3月に増加する傾向が見られ、長期休暇明けにそのまま欠席が続いてしまい不登校となってしまう子どもが多いことを示している。さらに、“先輩ママたちが運営する不登校の道案内サイト”「未来地図」(つくりば・横浜市)の調査によると、「不登校の要因」について、37.5%の保護者が「子ども自身も、学校へ行けない理由がわからない」と回答し、「子どもの不登校により、保護者の方が困っていること」について、約半数が「相談先が見つけにくい」ことを挙げている。
そのような中、不登校児童生徒対応のマンツーマンオンライン塾「Preステップオンライン」を運営するCKCネットワーク(名古屋市)は1月27日(土)11時~12時に、「不登校の子どもってどんな気持ち? どう接したらいいの? ~子どもとの接し方説明会~」をオンラインで開催する。Zoomウェビナーでの開催で、他の参加者に顔や名前を知られずに気軽に参加できる。
不登校児童生徒へのオンライン授業・面談を8年間重ねてきた同社は、子ども一人一人が違う個性や環境・事情を持っているからこそ、不登校の子どもへの接し方に正解はないと考えている。同社への相談者にも、「初めての経験でどうしたらいいのかわからない」「どのように子どもに接したらいいのかわからない」「子どもがどんな気持ちなのかわからない」など、子どもが不登校になったことへの不安や、行き渋り・五月雨登校など不登校になる前兆現象の心配など、さまざまな悩みがあるという。そのような悩みに接してきた経験から得た不登校に対する考え方を伝えることで、不登校に関する悩みを持つ保護者たちにこれからの子どもへの向き合い方を考えたり、一人で悩まずに悩みを相談できたりする場所を見つけるきっかけにしてほしいとしている。
参加申し込みは専用フォームから。申し込み締切は1月26日(金)。