カルチャー

「東京ばな奈」や「紅いもタルト」などのご当地おみやげブックカバー 特産品メーカー45社とコラボし、全国268書店で配布

 

 電子書籍の増加と反比例で、ブックカバーを使う機会が減ってきているかもしれない。そういえば最近、リアル書店で本を買っていない、ブックカバーを使っていない、という人に面白い企画、「全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト2025」(トーハン・東京)が始まる。全国の特産品メーカー45社とコラボし、各社の商品をテーマとしたブックカバーを製作、9月1日(月)から全国268書店で配布される。公式SNSで「いいね」数のカウントによるコンテストも実施される。

 北海道なら「月寒あんぱん」(ほんま)や、「赤いサイロ」(清月)、山形の「でん六豆」(でん六)や東京の「東京ばな奈」(グレープストーン)、新潟の「元祖柿の種」(浪花屋製菓)、石川は「和倉温泉わくたまくん」(和倉温泉観光協会)。愛知の「備前屋古地図包装紙」(合名会社備前屋)、大阪の「大阪花ラング」(あみだ池大黒)、広島の「生もみじ」(にしき堂)や沖縄の「紅いもタルト」(御菓子御殿)など、ブックカバーで地域のおみやげが楽しめる。

 期間中に文庫本を買うと、地域ブロックごとに異なるデザインのブックカバーがもらえる。企画フラッグシップ店の丸善ジュンク堂書店5店舗(丸善 丸の内本店、お茶の水店、日本橋店、ラゾーナ川崎店、ジュンク堂書店池袋本店)では、全ブロックのブックカバーが週替わりで配布される。

 SNS上での一般投票によるコンテストでは、各ブロック1位のデザインがグランプリ大会に進出、最終的に全国No.1の「おみやげブックカバー」が決定する。丸善丸の内本店で開催されるグランプリ大会では一部お土産商品の物販も予定している。