おでかけ

春だけじゃもったいないさくらの名所、加治川で秋のマルシェ

 桜の国、ニッポンには、桜の花を楽しめる並木は数多い。春になれば花に誘われるようにたくさんの人がそぞろ歩く場所だが、気温が下がって葉が落ちる秋、冬はちょっと寂しい。そこで春だけじゃもったいない、と、新潟県の加治川治水記念公園では、11月1日(土)10 時~15時まで「加治川さくら 100 年マルシェ」(新潟県観光協会・新潟市)を開催する。たき火や芋煮など家族で楽しめる秋のマルシェだ。

 昔はおよそ6千本もの桜が咲き誇り、「長堤十里世界一」と称された新潟県新発田市の加治川エリア。度重なる水害と、それに伴う河川改修工事で一度は多くの桜が伐採されたが、地域の人々の手によって少しずつ復活を遂げ、今では約2130本の桜が再び川沿いを彩っている。今年は桜の植樹が始まってから100年、水門の完成から111年という節目の年。そこで“地域の記憶と未来”をつなぐ秋のマルシェを企画した。

 桜の記念植樹式でスタートし、先着200人の加治川の歴史が学べるなぞとき企画や、事前申込制の水門わたりぞめ、限定300食の大鍋芋煮ふるまいなどを楽しめる。

 問い合わせは企画振興部地域振興グループ(0254-22-8612)へ。