SDGs

社会課題に取り組む事業案を auFS社員がアイデア発表

社会課題の解決に向けた事業案を発表するauFS社員

 クレジットカード事業などの金融決済事業を展開するauフィナンシャルサービス(東京都港区、auFS)が1月20日、「金融サステナビリティ事業」をテーマにした社員の企画発表会を社内で開催した。

 全社員が5人前後のグループに分かれて参加した催しで、最終選考に残った6組が貧困や高齢化、プラスチックごみ、子育て、家族観の多様化に関する社会課題を自社事業の創出を通じて解決するアイデアを披露した。

 自社事業を通して実現を目指す持続可能な社会の在り方を考える「サステナビリティ意識」の向上を目的に開催。社員は2025年7月以降、毎月1回1時間設けられている「サステナDAY」の機会に集まり、アイデアを練った、という。サステナビリティという理念を現実の社会課題を解決する実現可能性のある事業として構想できているかなどが評価基準となり、この日の発表会で披露された6件の最終選考アイデアが決まった。

 OECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも最低水準にある日本の子どもの貧困(相対的貧困)問題に取り組んだアイデアは、低金利ローンプランと返済金の一部を貧困解消に取り組み団体に寄付する仕組みを提案した。そのほか、多忙な子育て世帯が気軽に子育てに役立ちそうな金融情報を得られるコミュニティサイトを立ち上げる事業構想や「家族の形は一つじゃない」として従来の法律婚を前提にしたクレジットカードの在り方を大きく見直す事業案(家族カードの申し込み対象者を“すべてのパートナー”に拡張する案)などが発表された。

発表会で感想を述べるauフィナンシャルサービスの長野敦史社長=東京都港区、2026年1月20日

 6件のアイデア発表を聞いたauフィナンシャルサービスの長野敦史社長は「いずれのアイデアも社会の課題を的確にとらえた着眼点に教えられるところが多かった。われわれの事業活動に生かせるアイデアがあったと思う」と話した。

 6件のうち最高評価の最優秀アイデアを2月に決めるという。

auフィナンシャルサービスのロゴ=東京都港区の本社内