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AI活用で負担は減ったのに、なぜ疲れる? CHOIX 調査、AI疲れを感じる人が6割

 AIで仕事の効率性がアップするのは間違いないものの、活用しているうちに疲労を感じる人が少なくないようだ。広報・PR業のCHOIX(チョイス、東京)がAIツールを業務で活用しているビジネスパーソン200人を対象に実施した「AI活用と業務負担に関する調査」でも、少なからずの人がAI疲れを実感していることが明らかになった。調査日は4月21日にウェブアンケート形式で行った。

 まずAIツールの活用による業務負担の変化について聞くと、「とても楽になった」と「やや楽になった」を合わせて88.0%と、約9割の人が負担軽減を実感していた。その半面、「なぜか疲れる」と感じた人が多く、そうした経験が「よくある」「時々ある」と答えた人は、計62.0%だった。

 業務負担の変化と疲労感の関係を見ると、「とても楽になった」と回答した人でも、「よくある」が40.2%、「時々ある」が27.6%を合わせて、約7割が疲労を感じていた。「やや楽になった」と回答した人でも6割超が疲労を実感しており、効率化と疲労が同時に存在する構造にあるようだ。

 AI疲れの内容を聞くと、「確認・判断の繰り返しによる疲れ」が64.3%、「情報過多による疲れ」が51.4%、「緊張の持続による疲れ」「手応えのなさによる疲れ」が25.7%だった。AIを使うほど判断を求められる場面が増え、その積み重ねが疲労につながっているようだ。

 AIによって生まれた時間の使い道については、「休息・リフレッシュ」の41%が最多だった一方で、「別のことに消えている」(37.5%Iや「新たな仕事」(34.5%)に充てられていた。効率化の余白が、実質的には業務に吸収されている実態が見られた。理想としては「仕事の質向上」(47%)や「新しい挑戦」(44%)、「自己投資」(39%)に使いたいという意識が強いものの、現実との間にはギャップがあるようだ。