アート、ミステリー、フランス文学。どこに視点を置いていても楽しめる一冊が“上陸”する。 世界が注目するアート・ミステリー『クリムトの盗まれた女』(カミーユ・ド・ペレッティ著、講談社、税込み2750円)が、7月23日(木)に発売される。クリムトの名画に隠された心揺さぶる歴史と謎。フランスで驚異の文学賞20冠を達成し、すでに20カ国で翻訳が決定している。
1910年にオーストリアの画家・クリムトが描き、クリムト自身が死の直前に大幅に修正したことが1996年に判明、1997年にイタリアのリッチ・オッディ近代美術館から盗まれ、2019年に無傷で発見された謎多き実在の絵画、「婦人の肖像」。なぜこの絵は数奇な運命をたどったのか? この絵のモデルとなった女性は誰なのか。1900年代初頭のウィーン近郊、幼子を抱えるシングルマザーのマルタと、1920年代のニューヨークで、株式投機で人生逆転を企む青年イジドール、そして1980年代のテキサス、コロンビア・ロー・スクールへの進学を果たした才女、パール。バラバラに見える3人の人生が交錯するとき、名画に隠された衝撃の「秘密」が浮かび上がる。
想像力をかき立てられる、フィクションとリアルの境界線をまたぐような一冊は、夏休みの旅先で読む本にぴったりだ。








