社会

スマートごみ箱で大阪・道頓堀街をきれいに  世界に誇れる国際観光都市目指して

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 コロナ禍が一段落したらこの円安。日本人が海外に出ると“貧乏”になった気がするけれど、日本に来る観光客にとっては今がチャンス。受け入れ側としても一層きれいなニッポンを目指す時。大阪の道頓堀には「スマートごみ箱」が登場した。ごみの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握、内部で自動的にごみを圧縮し、ごみ箱が満杯になる前に通知される機能を搭載しており、ポイ捨てごみの削減が期待されている。

 JTB(東京)や道頓堀商店会など、地域、企業、そして観光客が一体となったクリーン活動への一歩。道頓堀は、街並みを散策しながら楽しめる「食べ歩き」が人気で、国内外から多くの観光客が訪れるが、ポイ捨てごみによる景観の悪化や公衆衛生への対応が課題となっている。そこでこのスマートごみ箱を仮設置する実証実験を行ったところ、設置前と比較して約4割の削減効果があったという。そこで、道頓堀商店会エリア内の10カ所にスマートごみ箱を設置した。sub3