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今年もそろそろ総括の時期。あまりうれしくない総括の一つだが、「イメージが悪化した出来事」についてのアンケート調査(宣伝会議・東京)の結果が出た。1位は「ビッグモーター不正請求」、2位「ジャニーズ事務所性加害認める」、3位「客による迷惑動画」だった。
今年発覚した企業や自治体、団体などの不祥事に関し、全国の20~69歳の1000人を対象に、11月6日~7日に調査。方法は、編集部が危機管理の専門家の意見をもとに選定した15件の企業・団体に関する不祥事(2023年1月~10月までに発覚)の中から、任意で3つまで「イメージが悪化した」項目を選択してもらってランキング化した。
1位のビッグモーターに関しては、「不祥事が会社全体の社風や上層部からの指示によるものということが後からどんどん分かってきてイメージがどんどん悪くなっていった」、ジャニーズ事務所については「謝罪会見でのNGリストなど、誠実とは思えない対応だった」「事の重大さを分かっていないように思える」、回転ずし店などの迷惑動画については「次から次へと同じような動画があがり、安心して利用できるのか不安になった」などの意見が寄せられている。
4位以下は、「日大、アメフト部薬物事件と組織統治問題」「四谷大塚、講師が教え子を盗撮し逮捕」「楽天モバイル元部長ら水増し請求による詐欺で逮捕」などが続いた。
ちなみに過去の同一調査の結果を振り返ると、2022年は「園児送迎バスに置き去り、熱中症で死亡」「知床遊覧船の沈没、乗客乗員26名のうち20名死亡、6名行方不明」など、2021年は「名古屋市長、金メダルを噛み批判が殺到」「森喜朗氏の女性蔑視発言」などだった。