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倉科カナが語る幸せの定義「誰かに喜んでもらえることが一番の幸せ」 舞台「蜘蛛巣城」【インタビュー】

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-「人間の本当の幸せの在り方とは何か」を描いた本作にちなんで、倉科さんにとっての「幸せなこと」を教えてください。

 私は誰かの役に立っているときが幸せです。あまり、出世したいとかお金持ちになりたいという気持ちはないんです。ただ、笑顔になって喜んでもらいたい。誰かに喜んでもらえることが一番の幸せなので、この仕事をやっているんだと思います。きついことも多い仕事ですが、作品を見て楽しんでもらえればすごくうれしいですし、この仕事を選んで良かったなと思えます。

-プライベートでも、例えば友達や家族など、身近な人に喜んでもらうために行動することが多いのですか。

 そうですね。特に、「家族のため」というのは大きな原動力になっているかもしれません。家族においしいものを食べさせたいとか、支えたいと思ってお仕事をしているというのもあると思います。

-では、今年の目標は?

 今年に限りませんが、流れに任せようと思っています(笑)。あまりあらがわずに、頂いたお仕事にまい進していきたいです。

-これまでは流れに任せるタイプではなかったのですか。

 これまでは、こうしたい、ああしたいとか、これを目指そうという目標をしっかりと持つようにしていました。ですが、流れに任せようと、最近、漠然と思いついたんです(笑)。自分の人生ですし、そうした直感に従ってみるのもいいかなと。楽しみながら、実験的に動いていくのも面白いのかなと思ったので、今年はそんな1年にしたいと思います。それから、4月に放送されるドラマ「隣の男はよく食べる」で主演をさせていただいたのですが、そのときの撮影がすごく楽しかったんです。スケジュールはタイトだったのですが、年齢やキャリアに関係なく、みんなで一緒に作っている感覚が味わえ、それがすごく刺激になってやりがいを感じたので、今後も自分が軸になって、いいチームで作品を作っていけたらと思います。

(取材・文/嶋田真己)

 KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「蜘蛛巣城」は2月25日~3月12日にKAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉ほか、兵庫、大阪、山形で上演。公式サイト