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白石聖、合コンの魅力を語る「そのときだからこそ楽しめる空間というのも、居心地がいい」【インタビュー】

 白石聖が主演するドラマ「とりあえずカンパイしませんか?」が、毎週水曜深夜1時からテレビ東京系で放送中。本作は、同じ男に浮気をされた3人の女性が、週末の「合コン」を通じて毎回新しい男性陣と出会い、その“出会い”を通じて、人として少し成長したり、“人生の青春を取り戻す”ハートフルコメディー。主人公の香山花火役を白石が演じ、花火と一緒に合コンに参加する町あけび役を朝倉あき、白石若菜役を元乃木坂46の北野日奈子が演じる。花火を演じる白石に、ドラマの見どころや撮影秘話、「合コン」に対するイメージなどを聞いた。

「とりあえずカンパイしませんか?」(C)テレビ東京

-白石さんは、今回のドラマに出演するに当たって、合コンに参加した経験はないとコメントしていましたが、合コンに対して、どんなイメージがありましたか。

 いろいろな作品などを見て、合コンは男性陣と女性陣が品定めをし合う雰囲気だったり、女性陣がトイレに行って「誰がいい」というような話をしたりするイメージを抱いていたのですが、今回の作品の脚本を読んだときに、全くそういうことが描かれていなかったので、合コンの経験がない私にとっても、すごく取り組みやすい優しい合コンだなと思いました。

-花火というキャラクターを演じる上で、どんなことを心掛けましたか。

 花火に限らず、私が役柄を演じるときには、そのキャラクターがコンプレックスに思っている部分が、見ている人にとって、いとしさとか、そういうものに変わっていってもらえるように演じています。花火は自己紹介が苦手だったり、空気を読み過ぎて会話の波に乗れなかったり、生活する上で生きづらさみたいなものを持っている女性なので、今回のハートフルな作品のテイストに乗せて、皆さんにも共感しやすく、いとしいキャラクターだと思ってもらえるように心掛けて演じました。

-共演した朝倉あきさんと北野日奈子さんの印象を教えてください。

 朝倉さんは、以前共演させていただいたときには、優しく朗らかで、物腰の柔らかい女性だなという印象がありました。今回は、朝倉さんが演じているあけびという役が、姉御かたぎで頼れるお姉さんという部分が強かったので、そういった部分を、あけびさんを通して朝倉さん自身にも感じることができました。北野さんは、本当に明るくて、現場のムードメーカーでした。タイトな撮影スケジュールだったので、皆さん口数がだんだんと減ってくるときもあったのですが、北野さんがすごくすてきな笑顔で現場の空気を明るくしてくださって、北野さんの天性の明るさみたいなものに救われていたなと思います。

-撮影中に楽しかった思い出はありますか。

 毎回、合コンに出演してくださる男性陣が変わる作品なので、初共演の方は特に、初めましてのシーンから、お互いを知っていく会話のシーンが合コンのシチュエーションと合っていて楽しかったです。最初はお互いに探り探りでしたが、その日の撮影が終わる頃には、皆さん打ち解けて、いろんな話ができるようになったり、女性陣も男性陣も個性豊かな方々がそろってくださっていたので、一人一人のお芝居を感じることができて楽しかったです。

-合コンに参加した男性陣の中で、特に印象に残っている人はいますか?

 本当に皆さんすてきな方々だったのですが、空気階段の水川かたまりさんが、短いせりふでも空気感をガラッと変えて、たった一言のせりふで、すごく笑いを誘わせてくれたのが、面白くて印象深いです。長回しのシーンの撮影で何回かテイクを重ねたときも、その都度アドリブでせりふを変えてくださったので、すごいなと思いました。