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福士蒼汰、30歳の誕生日を控え、俳優人生の紆余曲折を語る「心が落ちているときもあった。でも、生きていればいい」【インタビュー】

-役者人生に波があったということですが、どういうことがきっかけで、その波を乗り越えることができたのでしょうか。

 心が落ちているときでも、落ちているなぁと思いながら生き続けていれば、絶対に波はまた上がってくると信じて、目の前のことに向き合ってきました。あとは出会いだと思います。すてきな監督やプロデューサーに出会って一緒にお仕事をしたり、そういうことが自分の波をグッと持ち上げてくれるきっかけになったなと思います。

-昨年は、海外ドラマ「THE HEAD」に出演して全編英語のせりふに挑戦するなど、海外進出も果たしましたが、30代を迎えた今後は、俳優としてどんな未来像を描いていますか。

 海外と日本の両方で、ドラマや映画などの作品に出演できたらいいなと思っています。30代は子どもを持つお父さんの役だったり、上司の役だったりと役の幅も広がると思うので、新しい役も楽しみたいと思います。

-では、最後に改めてドラマの見どころをお願いします。

 やはり法廷での渉の弁論は圧巻ですし、アジトで仲間たちと作戦を練って実行するシーンも爽快感があると思います。ミステリーの部分を楽しんでいただくと同時に、物語の縦軸に描かれる渉の緻密な心情にも注目していただければと思います。

(取材・文/小宮山あきの)

福士蒼汰(C)テレビ東京