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草なぎ剛「運命的な出会いは、毎日起きている」 「演劇的だねと言いたくなるような舞台」で放つ存在感【インタビュー】

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ーどんな良いものを受けたのですか。

 リンゴやだしをもらったことですね(笑)。冗談ではなく、本当にうれしかったんですよ、そうしたおすそ分けは。それから、お客さまからもたくさんのものをもらいました。今回、お客さまから拍手をいただいたときに、すごくいいものを見たなと思ってくれているのを感じています。自分で言うのもなんですが(笑)、そういう空気が伝わってくるんです。お客さまから笑顔をいただいて、明日も楽しんで頑張ろうと思う原動力になっています。

ーでは、本作で志羅がサナトリウムで運命的な出会いを果たすことにちなんで、草なぎさんにとっての運命的な出会いを教えてください。

 例えば、デパートのエレベーターで乗り合わせた人に対して、こうして同じエレベーターに乗るのは一生で一回だけなんだろうなと、僕はそういうところにも運命を感じてしまうんですよね。どのくらいの確率でエレベーターを一緒にしているんだろうとか、宝くじに当たるよりも高い確率なんじゃないかなと(考えてしまう)。なので、運命的な出会いは、毎日起きているのかなと思います。僕の好きな古着の買い物をするときも、僕とサイズがマッチしたことに運命的な出会いを感じますね。

ーそうした出会いから、長く続いていることはありますか。

 長いというと、(香取)慎吾ちゃんとか(稲垣)吾郎ちゃんとは長いですし、二人にも運命的なものを感じますし、長く付き合っている友達にも感じます。愛犬のフレンチブルドックのクルミちゃんや、クルミちゃんがお腹を痛めて産んでくれたレオンくんにも運命的な出会いを感じますね。

ー最後に、改めて東京公演に向けてのメッセージをお願いします。

 京都公演、福岡公演と進んできて、どんどん舞台が良くなってきているんですよ。もちろん、毎回、全力でやっていますが、毎回、実りのある回を重ねているので、1回1回進化しているんです。なので、東京公演はもっと良くなっていくと思います。京都、福岡を経て、チームワークもさらに高まって、最高の舞台になると思うので、ぜひ東京の皆さまには期待していただけたらと思います。

(取材・文:嶋田真己)

 舞台「シラの恋文」は、1月7日~28日に都内・日本青年館ホールで上演。

 

舞台「シラの恋文」