-本作では、山下さんがプライベートでも親交が深い伊藤英明さんと田中圭さんが“友情出演”されました。撮影現場ではどんなお話をされましたか。
英明さんとは、以前一緒に共演させてもらっていたことを懐かしむ瞬間があったり、今英明さんがやっている作品の話をしたりしました。以前、別の作品で共演させていただいたときから定期的にお会いする機会があって、ご縁を感じているのですが、いつお会いしても気のいい兄貴的な存在です。圭くんは同世代なので友人に近いですね。今回は撮影日数が少なかったので一緒にご飯を食べに行ったりすることはあまりなかったのですが、以前は週に1回は会っていましたし、僕も気を使わずに本当の自分をさらけ出せる数少ない友人です。
-今回の放送にあたって過去の出演作が一挙放送されましたが、ご自身としては昔の映像が出てくるのは、どのようなお気持ちでしたか。
自分が関わってきた作品が時を超えて、また今の人たちに見てもらえるというのは感慨深かったです。自分の人生を振り返るきっかけにもなりましたし、時間の流れは本当に早いので、一瞬一瞬を大切にしていこうという気持ちにもなりました。昔の映像は恥ずかしい気持ちもありますが、それも含めて今の自分につながっているんだなと思いますし、(当時の自分を見て)何も分からないなりに頑張ったなと思います。
-山下さんにとって、本作は「コード・ブルー」以来7年ぶりのフジドラマ出演作となりました。現場に来てどんなことを感じましたか。
当時のフジテレビさんの(撮影等の)スタイルを思い出して懐かしさもありました。自分が携わってきたドラマはフジテレビさんが一番多かったので、そういうことも含めて、大きい会社を独立してから1番最初の民放ドラマで、このホームで帰って来られたというのは、すごくうれしかったです。
-これまでの出演作の中には映画化された作品もありますが、今回の作品は映画化の可能性はありそうでしょうか。
それは応援してくださっている方やファンの皆さんが決めてくれることだと思っているので、また呼んでいただけたら再集結するのではないでしょうか。
-「ブルーモーメント」最終回の見どころを教えてください。
観測史上最大クラスの台風にSDMチームがどのように力を合わせて立ち向かっていくかというのは見どころですし、このチームが今の現状に満足することなく、さらに上を目指していく壮大な夢を追い掛けているチームであること、それは僕自身もすごく共感できるので、そういうチームのモチベーションみたいなものも見てもらえたらうれしいです。
-ちなみに山下さんは、最終回をご覧になられますか。
見られたらいいなと思いつつ、僕はこの後、香港と上海に向かうので…。でも、テクノロジーを駆使して見たいなと思います(笑)。
ドラマ「ブルーモーメント」最終話は26日22時からフジテレビ系で放送。
(取材・文/小宮山あきの)