-語学留学を経験し、「ワカコ酒」に臨むお気持ちに変化はありましたか。
“美味しい”を共有する時間の尊さをより感じながら撮影に臨めるようになりました。留学中、平日は朝から晩までみっちり勉強なんですけど、土日にはレストランに行って乾杯すると、それだけで「人ってこんなに距離が近くなれるんだ」と思う瞬間がたくさんあるんです。みんなで食やお酒を共有する時間の素晴らしさは、世界共通なんだなと思って。
-今後さらに「ワカコ酒」の魅力が高まりそうですね。留学の成果を生かして、ぜひ海外ロケをお願いします!
私もずっと「海外ロケをやりたい!」と言っているんです(笑)。実は、今回のSeason8から「孤独のグルメ」を担当されていたプロデューサーが参加してくださっています。「孤独のグルメ」は、私もリスペクトするグルメドラマの元祖なので、いろんなお話を伺って、今後の参考にしたいと思っています。
-「孤独のグルメ」とのコラボも期待しています!
先日、原作漫画のコラボが実現し、新久(千映/『ワカコ酒』原作者)先生が「夢のコラボが実現しました!」と言っていました。ドラマでの方も、いつかコラボできたらうれしいです。
-それでは年初ということで、武田さんの2025年の抱負を教えてください。
今年は、私にとってすごく楽しみな1年です。毎年、1年の抱負を聞かれると、期待と不安が半々なんですけど、今年は不安がまったくなくて。語学留学も含め、それくらいいろんなインプットができたので、2025年はたくさんアウトプットしていきたいと思っています。1月17日には映画『室町無頼』の公開も控えていますし、念願だった海外作品やアクション作品への出演に関して、今年は皆さんにいいお知らせができそうです。そういう1年のスタートを「ワカコ酒」で切れることに、すごくワクワクしています。
-最後に、「ワカコ酒 Season8」への意気込みをお聞かせください。
これまで10年、いろいろなお店に伺い、数えきれないくらいのお酒やお料理をいただきましたが、毎回初めて感じることがたくさんあるんです。今回もワカコが「こんな飲み物、初めて!」と言っていますが、同じビールでも、誰と飲むか、何と一緒に飲むかによって、味が変わるんですよね。それがすごく面白いなと。これからもさまざまな発見があると思うので、色々な“美味しい”を、Season8でも皆さんにお伝えしていきたいです。
(取材・文・写真/井上健一)