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福原遥「自分の大切な人を大事にして生きていこうと思いました」【インタビュー】『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

-細田佳央太さんと倍賞千恵子さん。共演したお二人の印象を。

 細田さんとは初共演でしたが、お芝居を一緒にさせていただいてとても楽しかったですし、初めてとは思えないぐらいの安心感がありました。細田さんが演じた涼も難しい役で、百合とはそれぞれの葛藤がありながらのシーンが多かったのですが、それぞれの役について2人で話し合う時間が多かったので、すごく心強かったです。

 倍賞さんは、まさか出てくださるとは思っていなかったので、本当にびっくりしましたが、ご一緒させていただけたことは、自分の人生の宝ですし、大切な時間を過ごさせていただきました。千代ちゃんと百合としてのシーンだったので、何か昔から知っているような感じでお芝居をさせていただいたので、一気に、百合と千代ちゃんの世界に連れて行っていただいたような、不思議な感覚でした。初めは緊張していましたが、途中からは安心してお芝居をさせていただきました。倍賞さんは本当にすてきな方で、無邪気でかわいらしいところもあって、たくさん話しかけていただいて、いろんなお話しをしながら撮影ができ、ぜいたくな時間を過ごさせていただきました。

-撮影中のエピソードで印象に残ったことはありましたか。

 長崎ロケが1週間ぐらいあったので、監督や細田さんとみんなでご飯を食べに行きました。もちろんお魚もおいしかったのですが、長崎名物の、食パンの中にエビなどのすり身を入れて揚げた「ハトシ(蝦多士)」というのがすごくおいしくて結構食べました。あとは、地元のエキストラの皆さんがすごく協力してくださって、花火大会の応援にもたくさんの方が来てくださって、夜遅くまで協力していただいたのでとても感謝しています。

-これまでを振り返って、ターニングポイントになったと思うことはありますか。

 お芝居に興味を持ち始めた中学生の時に、「おひさま」(11)という井上真央さん主演の朝ドラを見て、とても感動して、自分も何かを届けられる人になりたいと思いました。そこから女優になりたい、朝ドラに出たいと思ってずっとやってきたので、あの時がターニングポイントだったのかなと思います。それから10年たって、「舞いあがれ!」(22)という朝ドラに主演することができたのは、自分の芸能人生においても大きな出来事でした。

-本編を見た印象はいかがでしたか。

 改めて戦争に対する思いや、今の自分がどれだけ幸せなのか、夢を見られたり、やりたいことができるこの時代が、どれだけありがたいのかということが感じられる映画になったと思います。若い人にも見てもらえたらいいなと思います。

-観客や読者の方に向けて一言お願いします。

 私自身も自分の大切な人をもっと大事にして生きていこうと強く思いました。なので、映画を見てくださった方にとっても、小さなことの一つ一つに幸せを感じて、丁寧に生きるきっかけになるといいなと思います。

(取材・文/田中雄二)

(C)2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会