ふむふむ

1万8000点以上のワインから50点のみの快挙、日本からの出品では初めて 「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」がDWWAで最高位賞を受賞

「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」がBest in Showを受賞

 サントリー(大阪市)の日本ワイン「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」が、「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード(Decanter World Wine Awards、以下DWWA)2024」で最高位の「Best in Show」を受賞した。同社によると、日本から出品されたワインが同賞を受賞するのは初めてという。

 DWWAは、世界100カ国以上で発行されるイギリスのワイン専門誌「デキャンター(Decanter)」(1975年創刊)が2004年から毎年開催し、今年で21回目を迎えた世界最大級のワインコンペティション。例年1万点以上のワインが出品され、結果が世界の酒類業界の注目を集めている。今回は1万8143点のワインが出品され、Best in Showに50点、金賞に643点が選出された。

 また、「同 登美の丘 甲州 2022」が金賞を、「同 甲州 日本の白 2021」「同 甲州 日本の白 2022」「同 津軽シャルドネ&ピノ・ノワール スパークリング 2019」が銀賞を受賞した。

 サントリーは、“良いワインはよいぶどうから”の理念のもと、100年以上にわたってぶどう栽培・ワイン醸造技術を磨き上げてきた。2022年には新ブランド「SUNTORY FROM FARM」を立ち上げ、畑から高品質で丁寧なぶどうをつくることに、より向き合っている。「甲州」は、国際ブドウ・ワイン機構が定める日本固有品種のワインぶどうで、和柑橘を思わせる上品な香りが特徴。

 「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」のBest in Show受賞について同社は、ワインづくりに対する取り組みと品質が高く評価されたと意義深く受け止めている。同社常務執行役員・ワイン本部長の吉雄敬子氏は、「サントリーの日本ワインのフラッグシップである『登美』から日本固有ぶどう品種『甲州』を100%使用したワインを発売することは、つくり手をはじめ、ワイン事業に携わる全員の悲願でした。われわれが目指してきたのは、日本らしいオリジナリティーと、世界のお客様を感動させる高い質感をもつ『甲州』。今回、歴代の先輩方から現在のチームに至る長年の挑戦がこのような形で実を結んだことを、心から誇らしく思います」とコメントしている。

 「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」は、ぶどう品種「甲州」を100%使用。メロンや黄桃、みかんなどを思わせる香りに加え、黄色い花やハチミツを連想させる甘い香りが特徴。豊かな果実味とまろやかな酸味、ほろ苦い余韻が味わえる気品の高さを持つワイン。9月10日(火)から、「サントリー登美の丘ワイナリー」(山梨県甲斐市)、ECサイト「SUNTORY FROM FARM Online Shop」などで数量限定発売の予定だ。

(左から)金賞「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2022」、銀賞「同 甲州 日本の白 2021」、銀賞「同 甲州 日本の白 2022」、銀賞「同 津軽シャルドネ&ピノ・ノワール スパークリング 2019」