健康関連の各種サービスを手がけるH.U.ウェルネス(東京都新宿区)は、「年末年始にお酒やごちそうをたっぷり食べて、のんびり過ごした人は、生活習慣病に気を付けて」と検査の重要性を呼びかけている。
食事や運動、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関係し、それらが発症の要因になるとされる心臓病、がん、脳卒中、糖尿病といった「生活習慣病」について、中でも「糖尿病」に注意が必要だと指摘する。
同社によると、日本では、「糖尿病」「糖尿病が強く疑われる人」を合わせると、成人男性の約5人に1人が罹患しているとされ、年齢層が高くなるほど罹患率も上がるといわれている。「最新の研究では、世界的に40歳以下の若年層で増加しているという発表もあり、年齢を問わず気をつけたい病気だ」という。「糖尿病」は、初期には自覚症状がほとんどなく、気づいたら進行している「サイレントキラー」とも呼ばれる病気だといい、発症の予防・早期発見・合併症の予防が重要だとされる。
こうしたことから、日本生活習慣病予防協会が2月を「生活習慣病予防月間」と提唱するこの時期に、糖尿病のリスク検査を受けることを推奨。H.U.ウェルネスは、大腸がん検査や胃がん検査など、約20種類の郵送検査キット「mierukara(ミエルカラ)」を展開しており、「病院に行かずに、自宅で体調管理ができる」と強調している。
同社の「糖尿病リスク検査」は、腎臓で処理されているはずの蛋白(たんぱく)が尿に出る「尿蛋白」、血糖値がある一定以上になると、腎臓から糖分が出る「尿糖」、症状の出にくい腎症を早く見つけることができる成分の「尿アルブミン」の3種類を調べると説明。価格は1590円で検体郵送後、2週間程度で結果が出るという。