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シェフラーが農業機械向け「修理ソリューション」を開始 純正部品と同水準で安価に提供可能

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シェフラージャパン 「トラクターなどの農業用車両向け『FAG』軸受け」

 

 自動車、産業機械などの部品を開発・製造するシェフラー(本社ドイツ)の日本法人シェフラージャパン(横浜市)はこのほど、トラクターなど農業機械向けの修理に関する新サービス「修理ソリューション」の提供を始めた、と発表した。

 「修理ソリューション」は修理業者向けで、単に交換部品を提供するだけでなく、交換に必要な周辺部品をセットにして販売する。同社製の軸受け(ベアリング)関連部品の修理が必要になった際に、ディーラーなどで純正部品と交換するよりも、同品質水準で安価に提供するという。

 シェフラージャパンによると、日本を含む世界各国のトラクターなどにOEM(相手先ブランドによる生産)供給している同社の軸受けは、耐久性に優れ、効率的・長寿命なのが特徴で、「農耕作業の時間をより長く確保できる」としている。

 「修理ソリューション」は、シェフラーで乗用車や商用車、トラクターなどの車両向けに部品や修理サービスを手がけるオートモーティブ・アフターマーケット事業部が提供する。これまでトラクターなど農業機械向けにはクラッチやエンジン部品関連について提供していたが、新たに軸受け製品をラインアップに追加することで「エンジンやトランスミッションなどすべての主要システムに対応することができる」と説明している。