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オルツが大規模言語処理モデル「LHTM-2」コールセンター版を共同開発 次世代の自動回答機能などを実装し業務の負担軽減と効率化

オルツ、大規模言語処理モデル「LHTM-2」コールセンター版を共同開発 次世代の自動回答機能などを「AI-BPO Double BRAIN」に実装 画像1
オルツ×マスターピース×コムデザイン 「AI-BPO Double BRAIN」

 

 デジタルクローン「P.A.I.(パーソナル人工知能)」開発のオルツ(東京都港区)はこのほど、マスターピース・グループ(東京都港区)、コムデザイン(東京都千代田区)と業務提携を行い、オルツが開発した大規模言語処理モデル「LHTM-2」などを、3社で共同開発したAI音声対話コールセンター「AI-BPO Double BRAIN」に連携させ、コールセンター業務の新たなソリューションサービスの共同開発を始めた。

 オルツの「LHTM-2」は、自然なテキストの生成とテキスト作成補助が可能で、事実に基づく出力を内部的に誘導することなどができる。開発は2021年に初期バージョンの「LHTM」が誕生し、新型の「LHTM-2」は今年2月に発表された。

 AIでコールセンター運営を効率化するサービス「AI-BPO Double BRAIN」に「LHTM-2」を活用した生成AI技術を搭載することで、オペレーター業務の負担を軽減し、業務の効率化などのサポートを可能にするという。また「AI-BPO Double BRAIN」を導入済みもしくは導入予定の企業を対象に、本ソリューションへの実証実験への参加募集を開始する。