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機械式駐車場へのEV充電器設置サービスを充実 ファムが制御システムを開発し、6月1日から提供開始

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ファム 「ファムチャージ」

 

 機械式駐車装置の製造・保守点検・改修のファム(横浜市)は、機械式駐車場装置への電気自動車(EV)充電器設置サービスに、新たに開発した充電デマンド制御や充電利用料金の徴収を行う制御システムを追加し、「ファムチャージ」として6月1日から提供する。

 一般に、機械式駐車場は、動く装置上のパレット(搬器)への電源ケーブルの配線が難しいとされている。そのため、東京など都市部のマンションには充電設備が整備されていない機械式駐車場が多い。

 同社は、メーカーを問わず2段式や多段式など機械式駐車場装置へのEV充電設備の設置に昨年から対応している。利用者は、利用区画に駐車しながら充電できるようになる。

 「ファムチャージ」は、パレットの形状に合わせた専用のコンセントスタンドと充電ケーブル、ケーブルがパレットから逸脱するのを防止するケーブルガイドを設置し、駐車装置内に充電用ケーブルを配線する。充電中でも駐車装置を通常通り使用することができる。

 今回新たに制御装置を開発、一つのシステムで最大16台のコンセントを遠隔制御する。利用者は、インストールが不要なブラウザーで使用するウェブアプリにアクセスし、充電の開始や終了、決済を完結できる。

 マンションへの導入に際しての合意形成サポート、補助金などの申請代行、設備の設置、アプリの運用、管理組合への充電利用料金の返戻、保守点検、トラブル対応など一貫体制で提供する、としている。

 「ファムチャージ」は、5月25、26の両日、東京ビッグサイトで開催される「マンション総合EXPO2023」に展示する。