CAPセンター・JAPAN(大阪市)は、オンライン連続セミナー「知的・発達障がいのある子どもへの性暴力防止2025」を、8月24日(日)にスタートする。2026年2月15日(日)まで、月1回ペースで7回にわたる講座を開催する。
対象は、知的・発達障がいのある子どもと日常的に関わる支援者(教育関係者、保育関係者・学童保育・放課後等デイサービススタッフ、医療・福祉関係者、地域の支援者など)を中心に、だれでも参加できる。申込締め切りは8月5日(火)16時30分。
障がいのある子どもへの性暴力に社会が目を配り気づいてあげることは容易ではない。“性暴力”そのものが隠され、当事者が沈黙を強いられるという現状に加えて「障がいがあるから」、「どうしようもない」と性暴力を“なかったこと”にしないためには、“障がい”に対する従来の社会通念を手放し、適切な知識・スキルを持つことが必要だと、CAPは指摘する。中でも、障がいのある子どもとの日常的なコミュニケーションの中で、支援者側が「コミュニケーションをとろう」「あなたの意思・意見を教えてほしい」という意識を持って臨む必要があるという。
同セミナーでは、ツールの紹介や事例を通じて、“支援者があきらめない”、“障がいのある子どもにあきらめさせない”コミュニケーションについてアイデアを広げることを目指す。
各回の第1部では、「STOP!障がいがあるから」「STOP!どうしようもない」「子どもの安全基地を作ろう!」を掲げ、そのために必要な知識・スキルを共有し、“できること”を考えていく。第2部で「コミュニケーション支援」のための知識・考え方や手立てを共有し、知的・発達障がいのある子どものセルフアドボカシー(自己権利擁護)について考えていく。
セミナー開催時間は全日10時~12時30分(受付9時45分~)。第1部は約85分、第2部は約30分。終了後、開催週の金曜日にオンデマンド配信を行う。約1カ月の期間限定配信で、グループセッションは含まれない。
日程と概要はホームページに掲載している。参加費は、全7回参加2万円(事前送付資料/データ、オンデマンド視聴を含む、資料は事前にURLが連絡される)、オンデマンド視聴のみ1万円(全7回、資料なし)。定員は、全7回参加25人、オンデマンド視聴のみ5人。