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輸入小麦の代替食品開発で受託者募集 都産技研、共同研究する中小企業者対象

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東京都立産業技術研究センター 「公募型共同研究」

 

 東京都立産業技術研究センター(東京都江東区、都産技研)はこのほど、価格が高騰している輸入小麦に代わる食品の製品開発に向けた「公募型共同研究」の実施を決めた。この共同研究の受託を希望する中小企業者を募集している。締め切りは6月16日。

 公募型共同研究は、都産技研が中小企業者に研究を委託して行う共同研究。委託上限額は1テーマ1000万円。今回の公募研究は、①輸入小麦に代わるほかの材料を利用した食品の研究開発②食品の材料を小麦からほかの材料へ転換する加工技術などの研究開発で、研究終了後約1年以内の製品化・事業化を目指す取り組みが対象となる。研究開発期間は2023年8月~24年7月の1年間。

 応募条件は東京都内に登記簿上の事業所があり、国内に活動拠点を構える中小企業者など。応募方法などの詳細は都産技研のホームページを参照。詳細を説明する動画も同ホームページで6月16日まで公開している。