紅葉狩りの旅に出る休暇がとれなくても、都内で十分に季節の色を愛でられる場所がある。小石川後楽園、旧古河庭園、殿ヶ谷戸庭園、浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園、旧岩崎邸庭園、向島百花園、清澄庭園、そして六義園。この都立9庭園の紅葉情報を東京都公園協会が発表している。各公園の情報は、同協会の「緑と水の総合サイト 公園へ行こう!」で検索して確認できる。この週末は近くの庭園に出かけてみよう。
たとえば旧古河庭園では、紅葉とバラの両方が見ごろ。一年で一番鮮やかな時期だ。展望台からはもちろん、枯滝から雪見灯篭(とうろう)の眺め、黒ボク広場から洋館、大滝付近からの池の眺望など、赤や黄色がにぎやかで見ごたえ抜群だ。
六義園では、イチョウ、ドウダンツツジ、イロハモミジなどおよそ560本の木々が次々に紅葉。12月3日までの「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」の期間中は、心泉亭で金粉をあしらったお抹茶セットも楽しめる。