梅の季節。国指定名勝「三溪園」(横浜市)では、2月11日~3月3日まで「観梅会」を開催する。約500本の梅が咲き香る梅の名所として長年親しまれ、観梅会は今年で50回目。梅の盆栽展やおひなさまの展示、俳句大会などが開かれる。100年前と変わらぬ樹形と花を今にとどめる臥竜梅(がりゅうばい)や、早咲きの緑萼梅(りょくがくばい)など、春の訪れを告げる梅の花の観覧と香りを満喫できる。
かつて芥川龍之介が立ち寄り、ここでの接待を俳句に詠んだことで知られる休憩所「初音茶屋」では、いろりに古釜をつるして麦茶を無料でふるまうほか、中央広場では、猿まわしやおはやしの公演を楽しめる。観梅会は無料(入園料のみ)。俳句大会は参加料1000円。