カルチャー

被災地を応援する NISHIKIYA KITCHEN「宮城の素材シリーズ」から 甘とろな「仙台井土ねぎ」のうまみを味わうポタージュ

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 NISHIKIYA KITCHEN(ニシキヤキッチン、にしき食品・宮城県岩沼市)が、東日本大震災の津波被害を受けた宮城県の素材を使用したスープやカレーを展開している「宮城の素材シリーズ」。その1つとして毎年販売されている、同県仙台市の沿岸部・井土地区の仙台井土ねぎを使用した「仙台井土ねぎのポタージュ」が、2024年1月11日(木)から数量限定で登場する。160g、税込み420円。

 これまでに、同県大崎市三本木の「スイートパンプキンのポタージュ」、同県栗原市&大衡村の「三種のパプリカ香るガスパチョ」、同県蔵王町の「蔵王梨のキーマカレー」など、8商品を販売している「宮城の素材シリーズ」。「仙台井土ねぎのポタージュ」は、2019年1月にシリーズがスタートするきっかけとなった商品。一番甘みが増す11~12月の旬の時期に収穫した仙台井土ねぎを使用。ポタージュにした時にねぎの風味がしっかりと感じられ、きれいな緑色が表現できる。ねぎの青い部分については、虫がつきやすいという課題があるが、ポタージュに最適なものを時間をかけて選別して使用。ねぎの香りと甘みを引き出すためにバターでじっくりと炒め、じゃがいもを加えて15分ほど煮込み、素材のとろみが出てきたら機械を使ってなめらかなピューレー状に。さらに煮込んで味を整えて仕上げている。スープの中には仙台井土ねぎを約32%使用している。

 古くから農業が盛んな井土地区は被災後、震災前と同じように野菜を育てるには難しい環境となった。さまざまな野菜を育てて試行錯誤を繰り返す中、ねぎの栽培に適する「良質な地下水」「豊富な日射量」「夏の冷涼な海風」を生かし、甘くてとろっとした味わいの「仙台井土ねぎ」の栽培にたどり着いた。

 NISHIKIYA KITCHENは、宮城県内に4店舗(ララガーデン長町店・岩沼店・仙台パルコ店・仙台国際空港店)と東京に2店舗(自由が丘店・東京ミッドタウン店)を構える。「世界の料理を『カンタン』に。」をコンセプトに、カレーやスープ、パスタソースなど約120種類を展開。公式オンラインショップやセレクトショップ、カタログギフト等でも商品を販売している。

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