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新しい豊かさを考える教室 必読書の著者招きトークセッションや意見交換

 『マルクス解体』の齋藤幸平氏、『ウェルビーイングのつくりかた』のドミニク・チェン氏など、対象となる本の著者を招いてトークセッションや意見交換を行うイベント、「シグナル読書会」(SIGNING・東京)がこの秋、東京で開催される。経済について考えるきっかけの場所を提供し、何かを求めるだけでなく、自分が持っている何をどのように提供し、共有できるかを考えるための、「Weconomy Class 新しい豊かさとは?と考える教室」だ。

 読書会の1回目は10月15日で、斎藤氏の著書を取り上げる。『マルクス解体』を参加者とファシリテーターとともに読んだ後、10月24日に斎藤氏のトークセッション。質疑応答ももちろんできる。11月1日には参加者同士で感想や活動紹介をするネットワーキングの場、事後セッションも設けられる。

 第2回は『ウェルビーイングのつくりかた 「わたし」と「わたしたち」をつなぐデザインガイド』。登壇者は著者の一人、ドミニク・チェン氏。11月11日に読書会、11月28日にトークセッション、12月6日が事後セッションだ。参加費は無料。Googleフォームから申し込む。限定20人、応募多数時は抽選。

10月24日に登壇する斎藤幸平氏は、『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞、同書は日本国内で50万部を超え、世界10カ国語で翻訳刊行されている(C)島本絵梨佳