カルチャー

夏休みは大阪・関西万博へ 子どもの特別な思い出作りのための4つのヒント

■予約なしで楽しめる場所も上手に活用

 人気パビリオンの予約が取れなくても心配しなくていい。海外パビリオンの多くは予約なしで入場できる。また、パビリオン以外にも見どころはたくさんある。

 例えばトイレ。会場には「普通のトイレ」とは別に、若手建築家が設計した8つの「デザイナーズトイレ」と4つの「トイレ併設の休憩所」がある。これらの施設は、1970年の大阪万博を担当した若手建築家が後に著名な建築家になったように、大阪・関西万博でも「若い世代の挑戦の場をつくりたい」という願いから生まれた。どこが「普通」と違うのか、注目しながら利用してみるのもいい。

 さらに、海外の食事にもぜひ挑戦してほしいが、子どもには難しいかもしれない。そんな時は、日本のグルメやスイーツの食体験もおすすめ。大阪ヘルスケアパビリオンの予約なしで入れる「ミライの食と文化ゾーン」では、未来型の食体験ができる。「AIR WATER NEO MIX STAND」ではロボットが野菜や果物のスムージーを提供してくれる。

静けさの森の近くにある休憩所4。波打つ地面にベンチが設置され、トイレやウォーターサーバー、祈祷室を併設。工事で出た廃土で敷地に山と谷を作り、その地形をかたどって鉄筋メッシュを成形し、それを反転させて屋根にしたもの

 見学に飽きてきたら遊び場を探そう。団体休憩所(S18)前の “目玉”のような細胞を模したオブジェはクッション素材で、子どもたちが登ったり跳ねたりして楽しめる

西ゲート前にあるJR西日本グループのオフィシャルストア内にある 「路線図アート」。実際に駅や鉄道で使われたヘッドマークや吊り革、切符などを活用している。電車好きなら、眺めるだけでワクワク

ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』内にある象印「ONIGIRI WOW!」のペルーの郷土料理「ロモサルタードおにぎり」(650円)。月替わりで各国の料理を取り入れたおにぎりを販売している

神戸養蜂場CAFEの「巣蜜ソフトクリーム」(980円)。巣房に詰まったはちみつを味わえる