カルチャー

新幹線、ケーブルカーから蒸気機関車まで 現役の名車両を図鑑で案内

「サンライズ瀬戸・出雲」。写真/金盛正樹

 日本には約3万キロにも及ぶ鉄道網が張り巡らされ、個性的な車両が走っている。寝台列車やケーブルカー、トロッコ列車など、見て乗って楽しみたい現役の名車両と路線を案内する『サライ』9月号(小学館、税込み1200円)が発売された。創刊36周年の立秋特大号だ。

 鉄道車両は走る路線や目的により、その種類はさまざま。都市間を結ぶ高速大量輸送の新幹線もあれば、夜間の長距離移動や宿泊機能の実用性に加え乗車時間そのものを楽しむ寝台特急もある。観光や体験が目的の蒸気機関車やトロッコ列車、参詣のために敷設されたケーブルカーのほか、通勤や通学、日常移動の地下鉄まで、ジャンル別に特徴的な車両を紹介している。

 また自然豊かな絶景を堪能できる路線や、沿線の食材を使った一流シェフの料理を堪能できるレストラン列車、都市部に残る超短距離路線や、「いったい何?」と目を疑う奇想建築駅舎など、数々の名物路線も面白い。

 特集は「市場」への旅。人々が集って物資を持ち寄り、物々交換の場として始まった市場は、地域文化の基盤として今日も活気に満ちている。地域の新鮮な産品、個性的な「食文化」をその場で味わえる、一度は訪ねたい全国の市場を案内している。

 ポスター付録には鉄道写真家・広田尚敬氏の未発表作品、“最後”のSL「C57」、新幹線の全路線の車両編成が一気見できる「スリット写真」を掲載している。