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笑福亭鶴瓶、尾野真千子の一言に驚き 「誰や思うてんねん」

 映画『ミニオンズ フィーバー』日本語吹き替え版完成会見が8日、東京都内で行われ、声優を務めた笑福亭鶴瓶、市村正親、尾野真千子が登壇した。

 本作は、イルミネーションが送る『ミニオンズ』シリーズ最新作。最強最悪の悪党に仕えることが生きがいのミニオンたちが、なぜ一人の少年グルーをボスに選んだのか、その始まりの物語が描かれる。

 『怪盗グルーの月泥棒』(10)からグルーの声を演じている鶴瓶は「毎回がとても新鮮」と語るが、「ただ下手でね、すごく時間が掛かる。他の人はすごくうまくてスッと帰ってしまうのに…」と意外な悩みを明かした。

 収録では、「監督にめちゃめちゃ怒られる。この年になってこんなにも怒られる。『もういっぺんやってください』とか、『違う』とか言われるので恐怖なんです。いまだに慣れない。本当ですよ」と苦笑した。

 そんな鶴瓶は、今回、ミニオンたちの前に立ちはだかる新たな敵ベル・ボトムの声を演じた尾野とのエピソードを披露した。

 「尾野さんに『うまいなあ』と言ったら、この人、なんて答えたと思います。『誰や思うてんねん』と。ひどいですよね。びっくりしました」と明かしたが、「すみません。失言しました」と付け足した。

 隣で笑いながら聞いていた尾野は、今回のオファーについて、「世界的に有名な作品ですし、うれしかったです。一番喜ぶだろなと頭に浮かんだのがめいっ子、おいっ子たち。私がこういう仕事をしているんだよって、やっと胸が張れるというか。あとはちょっと地味な映画とかが多いので」と語って笑わせた。

 グルーが敬愛する悪党ワイルド・ナックルズの声を演じた市村は、今回の起用に、「やったと思いました。憧れの『ミニオンズ』に参加することができてとても幸せです。先日、次男と見たのですが『パパやったね』と言ってくれて、非常に鼻が高かった。次は長男と見に行きます」とうれしそうに語った。

 映画は7月15日から公開。