今年はビートルズのデビュー60周年。そんな記念すべき年に、インド滞在時のビートルズの知られざる素顔に迫る新たなドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』（2020年/カナダ）が9月23日（金・祝）に公開される。

　監督はカナダの映像作家ポール・サルツマン。1968年、23才のサルツマンは失恋の傷を癒やしに、北インドのガンジス川のほとりにあるアシュラム（僧院）を訪れる。そこはマハリシ・マヘーシュ・ヨギの僧院だった。思いがけず出会ったのは、瞑想（めいそう）修行に来ていたジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人。

　『ホワイト・アルバム』の楽曲の多くが生まれたインド滞在期のビートルズに偶然に遭遇し、彼らとともに瞑想を学びながら過ごした8日間をカメラに収めた。

　それから50年の時を経て、サルツマンはビートルズ研究の第一人者で歴史家のマーク・ルイスンとともにインドを再訪する。

　製作総指揮は、『エレファントマン』、『ツインピークス』などの作品で知られる米国の映画監督デビッド・リンチ。彼は自ら財団を立ち上げ、マハリシの超越瞑想の普及に努めている。

　ジョージの当時のパートナー、パティ・ボイドや妹ジェニー、ビーチボーイズのマイク・ラブやドノバン、俳優のミア・ファローらも登場する。 公開劇場などの情報は映画のオフィシャルサイト映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』オフィシャルサイトまで。