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メジャーリーグを舞台にした「Take Me Out」開幕  原嘉孝「精いっぱい考えながら演じていきたい」

 舞台「Take Me Out」初日前会見&公開ゲネプロが16日、有楽町よみうりホールで行われ、出演者の玉置玲央、三浦涼介、原嘉孝ほかが登壇した。

 本作は、メジャーリーグを舞台に同性愛者であることを告白した名選手とそのチームを描いた作品で、2003年に第57回トニー賞(演劇作品賞)を受賞した。日本では2016年に初演、2018年に再演されている。今回は、2018年の再演を支えたオリジナルメンバーに新メンバーを加えた「レジェンドチーム」と、一般公募の中からオーディションを勝ち抜いた新メンバーで構成する「ルーキーチーム」の2チームによって上演される。
 
 レジェンドチームでメイソン・マーゼックを演じる玉置は、「どちらのチームもいい稽古をしてきたと思います。これからゲネプロを控えていますが、より良い作品になるよう務めたいと思います」とあいさつ。続けて、レジェンドチームのキッピー・サンダーストーム役の三浦は「ようやくこうして劇場に入って、気が引き締まる思いです。精いっぱいキッピーを演じてまいります」と語った。

 同じくレジェンドチームのタケシ・カワバタ役の原は「チームワークがすごく良いです。稽古中も濃い時間をたくさん過ごしましたが、千秋楽に向けてもっと深いところまでたどり着けるように、精いっぱい考えながら演じていきたいと思います」と意気込んだ。

(左から)原嘉孝、三浦涼介、玉置玲央 (C)エンタメOVO

 本作には初出演となる原だが、「全シーンの全役の解釈を全員で共有する時間を(演出の)藤田さんが設けてくださったので、作品全体を考えることにもなった。そうすることで、次のシーンに渡すためのバトンを作り上げるのだという責任が生まれたし、この作品のゴールを共有し合うことができたので、すごく充実した稽古期間で楽しかったです」と稽古を振り返った。

 また、本作のタイトルにちなんで「今、連れ出されたいところは?」という質問が上がると、原は「ゴルフです。誘ってもらう機会も多くなったんですが、僕は行動力がないので、首輪をつけてでも連れて行ってくれないと」と回答。ゴルフは「地元の友達」から誘われることが多いと明かした。

舞台「Take Me Out」初日前会見の様子 (C)エンタメOVO

 なお、この日の初日前会見には、レジェンドチームの章平、小柳心、渡辺大、陳内将、加藤良輔、辛源、玲央バルトナー、田中茂弘、本間健太、ルーキーチームの富岡晃一郎、野村祐希、坂井友秋、安楽信顕、近藤頌利、島田隆誠、岩崎MARK雄大、宮下涼太、小山うぃる、KENTARO、大平祐輝、演出の藤田俊太郎も登壇した。

 舞台は、5月17日〜6月8日に都内・有楽町よみうりホールほか、名古屋、岡山、兵庫で上演。

舞台「Take Me Out」ゲネプロの様子 (C)エンタメOVO