“究極の白”といわれる出石焼(いずしやき)。兵庫県豊岡市の出石城の城下町で生まれた伝統工芸品だ。豊岡市役所では8月9日(土)、酒器などの出石焼の販売と展示を出石庁舎市民ホール・庁舎前広場ステージで実施する。地域おこし協力隊員が作成した酒器を購入すると、その酒器で試飲ができる。試飲500円分無料券もプレゼントされる。
出石焼は1789年(寛政元年)、二八屋陳(珍)左衛門が肥前の有田に赴き、磁器製造法を習得し、職人を出石に連れて帰り石焼きを計画したことが始まりとされている。1902年には、米国セントルイスで開催された万国博覧会で金賞を受賞している。だが近年は継承者不足で出石焼の存続自体が危ぶまれていることから、イベントを通してその魅力を知ってもらおうという試み。
北兵庫の地酒、出石産の酒米「フクノハナ」を使用した地酒とのコラボ企画だ。「出石焼×地酒フェア」は、11時~16時30分開催。申し込み不要。
