災害時の対策について考える機会は多い。水や食料、そして避難所。でもペットがいるなら、その受け入れ体制なども知りたいところ。ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポート(東京)が実施した、「ペットの災害対策」に関する調査によると、近隣の避難所の場所は知っていても、ペットの受け入れ体制については知らない人が多かった。
全国の20~69歳の犬や猫の飼い主に1月25~27日に調査を実施、856人の回答をまとめたもの。6割を超える人が近隣避難所の場所を知っていたものの、ペットの受け入れ体制については飼い主の78%が理解していないと回答した。避難所がペットを受け入れるか、つまり災害時にも同じ空間でペットと生活を共にできるかは自治体によって異なるが、自発的に調べている飼い主は少数派。一方で40%が「避難所でのペットの受け入れ可否」が最も不安だと回答している。
また、避難グッズの用意や、ケージやキャリーバッグに慣らす訓練、マイクロチップの装着など、特別な備えをしている人も少なかった。