JR大阪駅西口の商業施設「KITTE(キッテ)大阪」の高知県関西アンテナショップ「とさとさ」は9月7、8日の両日、開業1カ月を記念するイベントを開催した。来店者はこれまでに35万人を超え、滑り出し好調だ。
特設舞台が設けられた地下1階の広場にはオープニングイベント前から列ができ、子どもからお年寄りまで約300人が、土佐の日本酒や特産のゆずを使ったジュースで乾杯。高知県出身の俳優・中村里帆さんと声優・島本須美さんがトークショーに出演し、ふるさとの魅力を発信した。
また、今春からスタートした「どっぷり高知旅キャンペーン」の一環として、高知の食や自然、伝統文化などを体験できる14ブースが出展。来訪者は、特産のカツオのたたきの試食や、土佐和紙を使ったキーホルダーづくりを楽しんだ。
高知県出身の絵本作家・やなせたかしさんがデザインした「ごめん・なはり線キャラクター」が子どもたちを喜ばせたほか、よさこい鳴子踊りの舞台では、来訪者も一緒に鳴子を鳴らし、かけ声に合わせてリズムをとる様子が見られた。
KITTE2階の「とさとさ」は、7月31日の開業から9月8日時点で来店者が35万人を超えた。売上高は約4000万円に上り、カツオのたたき、ゆずドリンク、菓子の「ミレービスケット」などが人気という。
高知県は7日から、関西の高知ファンを集めた「土佐すきやねん隊」の募集をスタート。集まった隊員には、名前を入れた名刺を配布してもらったり、「とさとさ」の活動を支援してもらったりする。