昨年の新入社員が入社してからもうすぐ1年、もしかしたらメンタルをやられてしまっている人がいるかもしれない。復職・就職を支援し、リワーク事業を展開する Rodina(広島市)は、全国の20代の会社員100人を対象とし、働き方に関する調査(インターネット)を実施した。調査期間は1月6日~15日。
最初に現在勤めている企業にどのくらいの期間勤める予定なのかを聞いたところ、「3〜5年」(30%)が最も多く、「1〜3年」(27%)、「5〜10年」(20%)と続き、5年以内での退職を考えている人が過半数を超えていることがわかった。3年以内に去ろうとしている人に理由を聞くと、「会社の将来に不安を感じている」(27.8%)が最も多く、「労働時間・環境が不満」(25%)「仕事が合わないと感じている」(25%)などを上回っている。働く中で大事にしていることについては、「ワークライフバランス」(47%)「福利厚生の充実」(42%)「職場の人間関係」(41%)などが上位に並んだ。
一方、これまで働いている中でメンタルヘルスの不調を感じ、休職を考えたことがあるかとの質問に、34%の人が「ある」と回答。若手社員で精神的に追い込まれている人は、少なくないようだ。メンタルヘルスの不調の要因ではトップが「業務過多」(32.4%)となるなど、「ワークライフバランス」を大事にすると答えた人との関連が注目される。