まめ学

定年まで勤続予定の新入社員は半数以下!? キャリア・ライフプランの調査

 新年度に入り、大学・大学院を卒業したばかりの新入社員は、どのような意識で勤め始めたのだろう。キャリタス(東京)は、2024年春に大学または大学院を卒業した学生を対象に正式内定後の10 月と卒業間近の春休み中に、それぞれ入社後のキャリアプランやライフプランなどについて調査を行った。

 回答者数は、昨年10月3日~11日に行った際には 1174人(男子671人、女子503人)、今年2月16日~3月4日に実施(卒業後就職先決定者)した時には877人(男子473人、女子404人)。

 まず、新卒者に就職した会社の予定勤続年数を聞くと、定年まで働きたいと答えたのは男子が48.0%、女子が41.3%となるなど、いずれも半数に満たなかった。終身雇用制は崩れつつあるが、意識の中でも定年までと考える人は2人に1人となっている。sub1

 希望する世帯スタイルに関しては、男女ともに「共働き世帯」がダントツで多く、7割以上が希望している。一方で、「家庭を持ちたくない」と単身世帯を希望する人は、男子が12.0%、女子で17.0%に達している。中でも女子の回答について、過去と比較してみると、2016年卒は5.7%に過ぎなかったのが、年々増加トレンドをたどるなど、結婚を考えない風潮が広がった。子どもを持ちたいかどうかについての質問では、「子どもを持ちたい」と回答した人は男子が58.6%に対して女子は47.0%にとどまっている。

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